高麗時代(918~1392)に作られた青磁、いわゆる高麗青磁は、韓国の美術史上に大きな位置を占め、
世界に誇るべき美術品です。
1980年代以降、朝鮮半島中西部で窯址の発掘調査が進むにともない、高麗青磁の起源をめぐる研究が
大きく進展しました。これに加えて近年では、水中考古学による研究成果が注目を集めています。
その発端は1976年に発見された「新安船」でした。そこからは高麗青磁が木簡とともに現れ、従来の
研究では手がかりの少なかった編年や生産、流通の実態が具体的に解明されつつあります。
本展は、韓国国立海洋文化財研究所がこれまでに調査した高麗青磁など、その研究成果を日本ではじめて紹介するものです。
また、これら海底遺物と関連のある当館所蔵の高麗青磁の名品も合わせて展示します。
開 催 要 項
名称 |
日韓国交正常化50周年記念 国際交流特別展 「新発見の高麗青磁 ―韓国水中考古学成果展」 |
会期 |
平成27年9月5日(土)~11月23日(月) |
会場 |
東洋陶磁美術館 |
休館日 |
毎週月曜日(9/21、10/12、11/23は開館)、9/24(木)、10/13(火) |
開館時間 |
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで) |
主催 |
大阪市立東洋陶磁美術館、韓国国立海洋文化財研究所、韓国国際交流財団、読売新聞社 |
後援 |
駐大阪大韓民国総領事館 |
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観覧料 |
一般1200(1000)円 高校生・大学生700(600)円
・( )内は20名以上の団体料金
・中学生以下、障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方
(要証明)は無料
・上記料金で館内の展示すべてをご覧いただけます。平常展のみの料金設定はありません。
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展示点数 |
約250点 |
同時開催 |
平常展 安宅コレクション中国陶磁、 安宅コレクション・李秉昌コレクション韓国陶磁、沖正一郎コレクション鼻煙壺
特集展「中国青磁の美」 |
問い合せ |
大阪市立東洋陶磁美術館 http://www.moco.or.jp/exhibition/upcoming/?e=336 TEL.06-6223-0055 FAX.06-6223-0057 |